不倫後、妻の質問攻めに困っている貴方へ
不倫問題カウンセラーの花田好久です。
不倫後のやり直しの過程では、妻から「なぜ不倫をしたのか?」「不倫相手に本気だったのか?」など、同じ質問が繰り返されることがあります。
原則として、妻の質問には、正直に、丁寧に答えていくことが必要です。
ただ、同じ質問に同じ答えを返しても、妻が納得してくれないこともあります。
どう答えるべきか悩んでいるうちに、つい黙り込んでしまい、そのことでさらに妻から責められてしまうケースがよくあります。
または、「もう何度も答えているだろう!」と逆ギレをしてしまい、妻と険悪な雰囲気になってしまうこともあります。
このように、妻の質問攻めに困っている・・どう答えたら良いのでしょうか?というお悩みは私のところにもよく寄せられます。
そもそも、妻が不倫に関する質問をするのは、「モヤモヤを解消したい」とか、「夫の気持ちを確かめたい」という理由が主なものです。
ですから、「質問にどう答えるか」が重要なことは確かです。
しかし、「どう答えるか」ばかりに意識が向いていてはいけません。
妻の質問には、純粋な質問以外の意味合いもあるからです。
それは、質問をすることで、夫である貴方とコミュニケーションを取りたいということです。
不倫相手にかまけて自分の方を向いてくれなかった夫。
その夫が、不倫をやめて、ようやく自分と向き合ってくれるようになったわけです。
妻からすれば、不倫で寂しい思いをした分、その埋め合わせをして欲しい。
夫から沢山の愛情を注いでもらいたい、夫に甘えたい、そう願うのは当然ことです。
つまり、妻の質問とは、妻なりの「愛のカタチ」だとも言えるのです。
「オレに甘えたいのなら、素直に甘えてくれたら良いのに」と思う方は、妻の気持ちを何も分かっていません。
不倫で裏切られた夫に甘えたり、ストレートに愛情表現するのは抵抗があって当然です。
また裏切るかも知れない相手に甘えるのは、とても怖いことです。
夫に対しては怒りや失望感なども同時に感じていますので、自分の気持ち(夫への愛情)に素直になれないのも当然です。
それでも、質問という形なら、夫とコミュニケーションを取ることができるわけです。
ですから、妻の質問にどう答えるかも重要ですが、質問を通して妻とコミュニケーションを取ること自体に大きな意味があるのです。
妻の質問=妻がコミュニケーションを取りたい=愛情を求めている
こう解釈することで、「また質問攻めか」「上手く答えないと」と構えずに済みます。
「質問に上手く答えられなくても、コミュニケーション自体に意味がある」と思っておけば、自然体で妻と向き合いやすくなるでしょう。
妻の納得のいく答えが返せなくても、妻に対して愛情を注ぐことは出来ます。
そうすれば、妻の心も少しは癒されるはずです。
不倫をしている間、貴方は妻とのコミュニケーションをサボっていませんでしたか?
事務的なやりとりや、表面的な会話はあっても、妻と心の通い合うコミュニケーションは乏しかったはずです。
考えてもみてください。
妻が貴方に愛想を尽かしていれば、貴方に何かを質問する気にはなりません。
貴方に甘えたいとか、コミュニケーションを取る気もおきません。
これからは、妻に寂しい思いをさせた分、妻と親密なコミュニケーションを取る努力をしていって頂ければと思います。
※妻の質問にどう答えたら良いのか(妻が質問の答えに納得してくれない場合の対応)については、不倫反省本の第1章9.「妻の質問には正直に答える」で詳しく解説しています。
ぜひそちらも参考にしてみて下さい。
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花田好久(はなだよしひさ)。不倫問題カウンセラー。行政書士。1975年2月生まれ。既婚。福岡県出身。東京都八王子市在住。
男性カウンセラーの特性を活かし、不倫をする夫の心理を読み解くのを得意とする。
相談者や読者からは「不倫を解決できた」「心が救われた」「勇気づけられた」と、多数の感謝と支持の声が寄せられている。