妻の心の回復スピードは、「不倫の内容」次第で変わる

不倫問題カウンセラーの花田好久です。

 

不倫をした夫からの相談で多いのが、「妻の心の回復が遅れている」というものです。

 

 

妻は、不倫のことを思い出しては怒ったり、泣いたり、精神状態が不安定で、落ち込んでいることも多い。

 

何かにつけて「また不倫をしているのでは?」と疑われてしまう・・。

 

もう不倫が終わってから何か月も経つのに、どうしてこんなに回復が遅いのだろうか・・・といったお悩みです。

 

 

妻の心の回復が遅れているのは、※1妻自身の問題のほか、※2夫が心の回復を阻害しているケースもあります。

 

 

 

 

 

こうした問題のほか、意外と忘れがちなのが、同じ「夫の不倫」であっても、同じ内容のものは無いという点です。

 

同じ「夫の不倫」であっても、その内容次第で妻の心の傷の深さは大きく変わってきます。

 

 

例えば、一晩限りの不倫よりも、数年続く不倫の方が、妻の心の傷はより深くなるだろうということは、普通に考えても分かることだと思います。

 

不倫は各ケースごとに期間も異なれば、夫ののめり込み具合、不倫期間中の夫の態度・言動等も異なります。

 

こうした「不倫の内容」次第で、妻の心の傷の深さは変わるのが当然です。

 

そして、心の傷が深ければ深いほど、それだけ心の回復にも時間がかかるのはお分かり頂けるでしょう。

 

 

妻の心の回復が遅いのでは?と、気になるときは、不倫の内容について改めて振り返ってみることです。

 

夫の不倫による妻の苦しみや傷つきの度合いは、一般的に下記のような内容次第で変わってきます。

 

・夫の不倫の期間

 

・不倫の回数や程度、夫ののめりこみ具合

 

・不倫期間中の夫の態度や言動

 

・不倫以前の夫婦関係、生活環境

 

・不倫以前の妻の健康状態、悩みの有無

 

・不倫相手と夫の会話、やりとり、不倫相手や性行為の写真・動画等をどの程度見聞きしたか

 

 

例えば、夫が不倫にのめりこみ、結婚記念日や子供の誕生日にまでウソをついて不倫相手に会いに行っていたら、妻はひどく傷つくでしょう。

 

不倫期間中に夫から「お前にはもう愛情を感じない」などと酷い言葉を投げつけられたり、冷たい態度を取られていたら、そのことだけでも妻の心は傷つくでしょう。

 

 

妻が病気療養中だったり、子供や親の問題(不登校、介護など)を抱えていた場合は、なぜ私がこんなに辛いときに・・と、不倫によるショックや悲しみは倍増するでしょう。

 

不倫相手との赤裸々なやりとりや、不倫相手の裸の写真などを目の当たりにしてしまうと、その場面が何度もフラッシュバックして苦しむこともあります。

 

 

このように、不倫の内容により、妻の心を傷つける要素が重なれば重なるほど、妻の苦しみや傷つきの度合いが深くなるのは当然だと言えます。

 

ですから、妻本人も、夫も、「これだけ色々重なっていたら、妻がここまで苦しむのはごく自然なことだ」ととらえておくことが大切です。

 

そうして妻の心の状態を正しく認識しておけば、夫が「妻の心の回復が遅いのではないか」と焦ったり、妻が「なかなか元気になれない自分」を責めずに済むでしょう。

 

 

 

このように、不倫がどのような内容のものだったか、丹念に振り返ってみることで、妻が不倫のどういった部分で、どれほど傷ついているかを知ることができます。

 

その振り返りの過程で、妻の傷ついた気持ちを一つずつ丁寧に理解・共感していくことが、同時に妻の心の癒しにも繋がっていくのです。

 

 

 

 

 

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花田好久(はなだよしひさ)。不倫問題カウンセラー。1975年2月生まれ。既婚。福岡県出身。東京都八王子市在住。

 

男性カウンセラーの特性を活かし、不倫をする夫の心理を読み解くのを得意とする。

 

相談者や読者からは「不倫を解決できた」「心が救われた」「勇気づけられた」と、多数の感謝と支持の声が寄せられている。

 

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