オレはどうして不倫に走ったのだろう?〜自分と向き合って不倫の理由・原因を突き止めよう
「貴方はどうして不倫に走ったのですか?」
不倫問題カウンセラーの花田好久です。
「貴方はどうして不倫に走ったのですか?」
「どうしてすぐに止めようとしなかったのですか?」
これらの質問に貴方はきちんと答えることができますか?
言葉できちんと答えられない方は、不倫を始めた当時の、自分の気持ちを思い出して下さい。
どうして自分が不倫に走ってしまったのか、自問自答してみて下さい。
自分に正面から向き合って、自分なりの答えを見つけて下さい。
「不倫に走った理由なんて、そんなことはどうでも良いじゃないか」「問題はこれから先のことだ」と思っている方は、これを機会に考えを改めて下さい。
貴方が不倫に走った理由・原因こそ、妻が最も知りたいことです。
妻の知りたいことにきちんと答えてあげて、妻を安心させてあげて下さい。
妻は安心をしたくて、同じ質問を何度も何度もしてくるものです。
その都度、嫌な顔をせずに、何度でも同じ答えを返して安心させてあげて下さい。
※どこまで正直に答えるべきか悩んでいる方は、不倫反省本第1章9.「妻の質問には正直に答える」をご参照ください。
また、貴方が不倫に走った理由・原因を自覚しておくことは、今後不倫を繰り返さないようにするために必要不可欠です(不倫反省本第1章7.「二度と不倫を繰り返さないためのポイント」参照)
貴方にとって、不倫は恥ずべき過去、思い出したくない過去かも知れません。
不倫に走ってしまった自分を見つめなおすのは苦痛も伴います。
しかし、振り返るのが苦痛だからといって、過去の過ちを総括せずやり過ごして良いのでしょうか。
そのような姿勢では、妻を安心させてあげることも出来ませんし、再び過ちを繰り返す危険性が高いです。
妻は否応なく、貴方が不倫をした過去に引き戻され、辛い気持ちを何度も何度も何度も味わっています。
せめて貴方も、過去の自分と向き合うことから逃げずに、不倫に走った理由・原因を突き詰めて考えてみて下さい。
そして、妻に誠意をもって、きちんと説明と謝罪をして下さい。
貴方の真摯な姿勢と言葉を妻は求めているのです。
以下では、よくある不倫の理由・原因についてお話します。
貴方が不倫をした理由・原因を考える参考にしてみて下さい。
また、不倫をする夫の心理がわかる本では、夫が不倫をする心理について詳しく解説しています。こちらも併せて参考にしてみて下さい。
よくある不倫の理由・原因〜仕事のストレス発散
仕事や人間関係のストレスが溜まり、ストレス発散のために不倫をしてしまうケースです。
ストレスが溜まるのは仕方のないことですが、ストレス発散のためなら、他にいくらでも健全な方法はあったはずです。
それにも関わらず、ストレスのはけ口をよりによって不倫に求めてしまったのは、大いに反省すべき点です。
今後は、不倫ではなく、健全な方法でストレスを解消することを覚えていって下さい。
そこをおろそかにしていると、再び、ストレス→不倫という悪循環に陥る恐れがあります。
また、ストレスをためやすい仕事環境にある場合は、働き方自体を見直していくことが必要になる場合もあります。
その場合は、妻とよく相談してみてください。
もし貴方が、不倫の強い刺激でしかストレスを紛らわすことが出来なかったとすれば、うつ病に近い状態にあるのかも知れません。
その状態を放置したままだと、ストレス→不倫の悪循環に陥る危険性が高いです。
そうなる前に、極力早く心療内科を受診し、適切な薬を処方してもらう方が良いでしょう。
よくある不倫の理由・原因〜つい軽い気持ちで・・
妻に不満があったわけでも、ストレスが溜まっていたわけでもない。
ただ、女性に誘われて、つい軽い気持ちで不倫をしてしまった・・という方もおられるでしょう。
不倫をする夫の多くは、妻と離婚したいわけでも、妻を傷つけたいわけでもありません。
ですから、「軽い気持ちで」というのは本心なのだと思います。
とはいえ、軽い気持ちが本心だったとしても、不倫の罪が軽くなるわけではありません。
軽い気持ちだったとしても、不倫で妻をひどく傷つけてしまったことには変わりないからです。
不倫を軽く考えていたということは、「不倫をしたら妻がどう感じるか。どれだけ傷つくか」を想像しなかったということでもあります。
夫は不倫の一線を越える瞬間、自分(妻)のことを考えてもいなかった。
妻にしてみれば、これほど悲しく、さびしく、空しいことはないでしょう。
夫に自分の存在を無視されたのと同じなのですから・・・。
本来は、不倫の一線を越える前に、妻のことを想像して、思いとどまるべきでした。
その想像力の不足が不倫の原因だと言えます。
二度と不倫を繰り返さないよう、今後は妻の気持ちを想像するクセをつけていって下さい。
よくある不倫の理由・原因〜妻が妊娠・出産期のさびしさから
妊娠・出産で実家に帰っている間に、夫が不倫していた・・
自分が大変な思いをしているときに、夫は支えになってくれるどころか、裏切り行為をしていたわけです。
妻からすれば、これほど腹の立つことはありません。
妻の妊娠・出産期は、妻の関心が夫から子供に向かう時期でもあります。
妻の妊娠・出産期に不倫をしてしまったということは、自分では意識していなくても、寂しさを強く感じていたのかも知れません。
その寂しさを埋め合わせることが、不倫の動機の一つになっていた可能性があります。
妻がいっぱいいっぱいで、夫のことを十分気にかけてあげられない時期(子供の入院、親の介護、仕事が大変な時期など)の不倫も、同じことが言えます。
二度と不倫を繰り返さないためには、寂しいときは「寂しい」「もう少しオレのことも気にかけて欲しい」などと、妻に素直に気持ちを伝えることが大切です。
※妻が夫のことを十分かまってあげられない時期などは、妻にばかり求めるのではなく、自分が妻を支えてあげることが必要です。
よくある不倫の理由・原因〜風俗くらいは良いだろうと思っていた
不倫相手が一般の女性ではなく、風俗店の女性であり、すべてお金を払ってサービスを受けていたとします。
このとき、内心では、「風俗くらいでそこまで怒らなくても良いじゃないか」と思っていないでしょうか?
同僚や取引先の人も普通に遊んでるし、彼らの妻も黙認してくれている。
それなのに、どうして自分だけここまで責められないといけないのか・・。
こういう気持ちになるのは、根底に、「風俗は遊びだから許されるべき」という考えがあるのだと思います。
風俗はしょせん遊びに過ぎないし、相手も商売で恋愛感情もない。
だから、一般の女性との不倫に比べれば、それほど非難されることではないだろう・・というわけです。
このゆがんだ考え方こそ、不倫の原因だったと考えられます。
妻にとっては、夫が自分以外の女性と性的行為をするということは、遊びだろうが商売だろうが、傷つくのは同じことです。
自分にとっては「風俗くらい」でも、妻にとってはそうではなかったのです。
二度と不倫を繰り返さないためには、「風俗くらいは良いだろう」というゆがんだ考えを手放していくことが必要です。
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花田好久(はなだよしひさ)。不倫問題カウンセラー。行政書士。1975年2月生まれ。既婚。福岡県出身。東京都八王子市在住。
男性カウンセラーの特性を活かし、不倫をする夫の心理を読み解くのを得意とする。
相談者や読者からは「不倫を解決できた」「心が救われた」「勇気づけられた」と、多数の感謝と支持の声が寄せられている。