不倫で傷ついた妻の気持ち、理解していますか?

不倫で傷ついた妻の気持ちを理解するには?

 

不倫問題カウンセラーの花田好久です。

 

貴方は、不倫で傷ついた妻の気持ちを理解していますか?

 

妻とやり直していくには、不倫で傷ついた妻の気持ちを理解しないといけません。

 

不倫で傷ついた気持ちを分かってくれない(分かろうともしない)夫。

 

そんな夫と、心からやり直したいと思える妻はいないからです。

 

妻の気持ちの理解が不十分だと、いくら家事や育児を手伝ったり、旅行に連れて行ったり、妻の要望に全て応えたとしても、妻の怒りはなかなか収まらないものです。

 

 

妻の気持ちを理解するには、妻本人から気持ちを聞いたり(ただし、妻が話したくないときはムリに聞きださないで下さい)、自分が妻に不倫されたことを想像してみることです。

 

不倫反省本の第1章1.「夫の不倫で傷ついた妻の気持ちを理解する」では、私のカウンセリング経験を踏まえ、夫の不倫で妻がどのような気持ちになるかをご説明しています。

 

よろしければ、妻の気持ちを理解するための参考になさって下さい。

 

 

自分が妻に不倫をされたらどう感じる?

 

 

妻の気持ちを理解するには、妻の話を聞くだけではなく、妻の気持ちを想像してみることが大切です。

 

そのためには、具体的な状況や場面を想定して、「自分だったらどう感じるか」と想像してみます。

 

 

例えば、貴方が必死で稼いだお金を、妻が不倫相手に貢いでいたらどう思いますか?

 

家族のためにキツイ仕事を頑張ってお金を稼いでいたのに、そのウラで、妻はそのお金を湯水のごとく不倫相手に使っていたとしたら・・?

 

きっと、

 

「ふざけるな!」

 

「オレを裏切りやがって!」

 

「オレの愛情と努力を台無しにしやがったな!」

 

「不倫相手に使った金を返せ!」

 

などと感じるのではないでしょうか?

 

 

さらに、不倫がバレた妻から、「あなたが冴えない夫だから私は不倫をした」などと責任転嫁されたらどうでしょう?

 

「は?そんな理由で不倫して良いわけないだろう!」と感じるのではないでしょうか?

 

きっと、男としてのプライドも自信も大きく揺らいでしまいますよね。

 

 

妻から「わかった。もう別れる」と言われて信じたのに、水面下で不倫が続いていたらどうでしょう?

 

「またオレの信頼を裏切ったな!」

 

「お前の言葉は何も信用できない!」

 

などと感じるのではないでしょうか?

 

 

妻の不倫を相談した両親(義理の両親)から、「貴方にも悪いところがあるから、奥さんも不倫してしまったのでは?」などと言われたらどう思うでしょうか?

 

自分の傷ついた気持ちを理解してもらえないばかりか、貴方にも悪いところがあると指摘されたら、どれだけ傷つくことでしょうか。

 

 

このように、具体的な状況や場面を想定して、「自分だったらどう感じるか」と想像してみると、妻の気持ちをより深く理解するのに役立ちます。

 

もちろん、妻とは感じ方が違うので、自分が感じるであろう気持ちが、そのまま妻の感じている気持ちと同じとは限りません。

 

それでも、妻の気持ちをより深く理解するのに役立つ方法ですので、ぜひ実践して頂ければと思います。

 

 

妻の身になって、夫に不倫をされた妻の気持ちを想像する

 

妻の気持ちを理解するもう一つの方法は、「妻の身になって、夫に不倫をされたらどう感じるか?」と想像してみることです。

 

妻の身になって、妻の気持ちを想像するとは、こういうことです。

 

すなわち、貴方の妻の年齢、妻の置かれている状況・立場、妻の性格、妻の育ってきた環境などを踏まえて、妻ならどう感じるか?と、想像してみるのです。

 

 

「専業主婦で小さい子供が2人いる妻」の気持ち

 

例えば、「専業主婦で小さい子供が2人いる妻」なら、夫の不倫発覚で、足元の地面が崩れ落ちるような強い不安を感じるでしょう。

 

夫が不倫にのぼせていて、このままエスカレートすると離婚になるかも知れない・・。

 

でも、専業主婦で子供が小さいのに、すぐに離婚などできるはずがありません。

 

妻が強い不安を感じるのは当然のことです。

 

 

「おとなしくて控え目な性格の妻」の気持ち

 

「おとなしくて控え目な性格の妻」なら、夫の気分を損ねるのでは?という不安から、なかなか不倫を知っていると言い出せないこともあります。

 

夫が不倫相手と会うと知りながら、黙って夫を見送ることもあるでしょう。

 

そのときの、心が切り裂かれるような気持ちを想像してみてください。

 

 

「気の強い性格の妻」の気持ち

 

「気の強い性格の妻」は、不倫をした夫をビシビシ責め立てることもあります。

 

でも、「ウチの妻は気が強いから、不倫くらいで落ち込まない」なんて思わないでください。

 

当たり前のことですが、気が強かろうが弱かろうが、夫に不倫をされて悲しくない妻などいません。

 

気の強い性格の妻は、素直に悲しいとか辛いとか言えずに、怒りで感情を表現することになりがちなだけです。

 

妻の表面的な態度のウラにある、本当の気持ちに想像をめぐらせてください。

 

 

「高齢の妻」の気持ち

 

「高齢の妻」の立場なら、人生の終盤になって夫の不倫が発覚したら、絶望的な気持ちにもなるでしょう。

 

今さら夫以外のパートナーとの人生など考えられず、かといって不倫をした夫とやり直す気力もわかないからです。

 

「どうせなら、墓場まで秘密を隠し通して欲しかった」とも思うでしょう。

 

不倫の事実を受け入れることがなかなか出来ずに、苦しい思いもするはずです。

 

 

「父親が不倫していた家庭で育った妻」の気持ち

 

「父親が不倫していた家庭で育った妻」は、自分は決して不倫をするような男性を夫に選ばないと思って結婚したはずです。

 

それにも関わらず、「この人なら大丈夫」と信じていた夫に裏切られたのですから、非常に強いショックを受けることでしょう。

 

 

このように、一口に不倫といっても、妻の年齢、性格、立場、育ってきた環境などによって、不倫をされたときの妻の感じ方は違ってきます。

 

私が夫のカウンセリングをさせて頂く際も、そうした妻の事情を踏まえて、「奥さんのお気持ちは●●では?」と、推測してお伝えしています。

 

そうするうちに、自然と妻の身になって考える癖がつく夫もいます。

 

 

夫に不倫をされた妻の気持ちを実感として理解できるようになるため、

 

ぜひ「妻の身になって、夫に不倫をされたらどう感じるか?」と想像してみてください。

 

 

すぐに理解できなくても、理解しようとする姿勢が大切

 

一般に、男性は女性に比べ、人の気持ちを理解・共感するのが苦手です。

 

妻の気持ちを聞いても、自分なりに想像する努力をしても、すぐにはピンとこないかも知れません。

 

それでも、まずは妻の気持ちを理解しようとする姿勢が大切です。

 

貴方の姿勢をきっと妻も見ているはずです。

 

 

不倫で妻を傷つけた事実を無かったことには出来ません。

 

しかし、妻の心の痛みを分かってあげられる夫になることは、今からでも可能なのです。

 

 

不倫で傷ついた妻の気持ちへの寄り添い方

 

不倫をした夫からの相談でよくあるのが、

 

「妻の話(妻が辛い気持ちを訴えているとき)の聞き方が分からない」

 

「妻の気持ちに寄り添うとはどういうことなのか、よく分からない」

 

といった内容のご相談です。

 

 

妻の気持ちに寄り添うとは、妻のそばにいて、妻の傷ついた気持ちにできる限り近づくということです。

 

自分の心を、妻の傷ついた気持ちにピッタリと寄せていく、というイメージでしょうか。

 

妻の傷ついた気持ちと自分の心が同化して、自分も辛いと感じるようなら、妻の気持ちに寄り添えている証拠です。

 

 

下記を意識しながら妻の気持ちを聞くことで、妻の気持ちに寄り添いやすくなります。

 

●妻の気持ちを否定しない(「過去のことをいつまでもクヨクヨするのは良くない」などと言わない)

 

●妻が気持ちを吐き出すのを邪魔しない(「何度も聞いた話だから」などとさえぎったり、自己防衛の言い訳を並べない)

 

●妻の気持ちに共感する(「辛い思いをさせたね」などと、きちんと言葉にする)

 

 

この他、妻の話(気持ち)を聞くときのポイントは、不倫反省本「第1章4.妻の辛い気持ちを受け止めよう(妻の話を聞くときの7つポイント)」でご説明しています。

 

 

 

頭の中だけで、他人事のように妻の気持ちを理解するのではなく、妻の気持ちに寄り添えるようになることを目指しましょう。

 

不器用でも、口ベタでも、妻のそばにいて、妻の気持ちに寄り添うことはできます。

 

妻の気持ちにきちんと寄り添っていけば、妻の心も少しずつ癒されていくはずですよ。

 

 

 

 

カウンセラー花田好久へのご相談はこちら

 

 

花田好久(はなだよしひさ)。不倫問題カウンセラー。行政書士。1975年2月生まれ。既婚。福岡県出身。東京都八王子市在住。

 

男性カウンセラーの特性を活かし、不倫をする夫の心理を読み解くのを得意とする。

 

相談者や読者からは「不倫を解決できた」「心が救われた」「勇気づけられた」と、多数の感謝と支持の声が寄せられている。

 

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